2019年12月17日(火)

こんにちは、お正月が近づいてきましたね。
今回はおせち料理に欠かせない「昆布巻き」についてです。
昆布巻き込められた願い
おせち料理に昆布が入っている理由
昆布は「よろこぶ」との語呂合わせで、昔から縁起物とされてきました。「養老昆布(よろこぶ)」とも書くことから、お祝いの意味の他にも不老長寿の願いも込められています。
また昆布は、「子生(こぶ)」という当て字も使うので、子孫繁栄の意味もあるなど、昆布にはお祝い事に用いられるようになりました。
お正月に使われる昆布巻きには魚のニシンを使った物があります。ニシンを漢字で書くと「鯡」と書きます。昔は厳しい冬に採れるにしんを貴重な食料であり、年貢代わりとしても使われてきました。このことから、ニシンは「魚に非ず」とも言われ、漢字で「鯡」と書くようになりました。
また、ニシンは命を繋いでくれる親のように大切な存在にあたり、語呂合わせで「二親(にしん)」とも書かれれきました。二親である両親からたくさんの子(数の子)が生まれることから、子宝成就や子孫繁栄の意味も込められ、おめでたい席で使われるようになりました。
二親(両親)から子供が生まれるよう願う子孫繁栄
二親(両親)の養老(不老長寿)を願う
その他にもニシンの旬が10〜12月なので、一番美味しい時期にあたるお正月に使うと言った意味もあります。
昆布巻きをつくる際にニシンが手に入らなかった時は、ニシンの代わりにシシャモや鮭、サバ、タラコなどを使うといいですよ。もちろん昆布のみをかんぴょうで結んだ物でもおせち料理としてお出しできます。
基本となる昆布巻きのつくり方(昆布のみ)
材料 (約20本分)
- 昆布(早煮昆布) 1/2袋(30g)
- かんぴょう 1/2袋(15g)
調味液(A)
- 水 600cc
- 砂糖 50g
- 醤油 大さじ3
- 酢 大さじ1
- みりん 大さじ1
つくり方
- 昆布はさっと洗いして軟らかくなるまで水に浸して戻す
- かんぴょうはさっと洗いして塩もみをし洗い流してから適当な長さに切る
- 昆布をくるくる巻いて、かんぴょうでこま結びをして留める(この時、昆布を巻いた状態で爪楊枝などで固定しておいて、あとで一気にかんぴょうで巻くと効率的)
- 鍋に巻いた昆布と調味液(A)を入れて、煮汁が少なくなるまで弱火で加熱し、煮詰める
保存方法
手作りの昆布巻きの消費期限は、冷蔵保存で1週間~10日です。
食べ切れない場合は、冷凍保存してください。1~2ヶ月冷凍保存できます。
※昆布が酸素に触れてしまうと傷みがはやくなります。長く持たせたいなら冷凍保存がオススメです。
上記が基本的な昆布巻きのつくり方になります。
昆布を巻く時にアレンジとしてニシンや鮭、タラコや鶏ひき肉を使うと、より美味しい昆布巻きになりますよ。
おわりに
昆布巻きにはおめでたい席に相応しい意味がたくさん込められていました。おせち料理には欠かすことができない昆布巻き、それほど手間のかかるものではありませんので、手作りして新年を迎えてみてはいかがでしょうか。
これで「昆布巻き込められた願い」の話は終わりになります。
ご覧いただき、ありがとうございました<(_ _)>
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