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おせち料理と田作りの関係

おせち料理と田作りの関係
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2019年12月19日(木)


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今回はおせち料理に必ず入っている「田作り(たづくり・たつくり)」についてお話になります。
しかし…、
魚なのに名前に「田」が付くって変ですよね。そのことも含めてお話したいと思います。


おせち料理

田作りのとは

田作りはカタクチイワシの幼魚を乾燥させ、炒って砂糖と醤油とみりんで絡めたものを言います。甘辛い味付けがどこか懐かしさも感じさせる田作りは、小さくても尾頭がついており関東地方の祝い肴三種のうちの一つとして知られます。

おせち料理に使われるようになった理由

昔はイワシを田んぼの肥料として使っていました。こうしたところ大豊作となり、五万俵ものお米が収穫できたそうです。そして「五穀豊穣」の象徴としておせち料理などに使われるようになりました。

名前の由来は、田を作ることにちなみ「田作り」と呼ばれるようになったとされています。
田作りには別名称があり「ごまめ」という名前があります。「ごまめ」という名前は、「こまめ」というのが正しい表記で、小さい群れを表す「細群(こまむれ)」が語源です。それが、身体が丈夫という意味である「まめ」と合わさり、さらに接頭語の「ご」がついて濁音となりました。
ごまめには「五万米」と書く漢字が当てられますが、これも豊作祈願からつけられています。また、幼魚を多く使用していることから、子宝に恵まれるとも考えられ「子孫繁栄」の縁起も担いでいます。

その他にも、イワシの頭を取らずにそのまま使うことから、尾頭付きで縁起が良いという説もあります。このような事からお正月のおせち料理に使われるようになりました。

田作りに込められた願い

田作り

豊作」「健康」「子孫繁栄

  • 豊作 = いわしが肥料として用いられると、稲がよく実り、米が豊富に多くとれ、大豊作になることから。
  • 健康 = 今年一年、まめ(健康)に暮らせるように、という願望が込められています。別名のごまめから。
  • 子孫繁栄 = 片口いわしの稚魚をたくさん使っている料理であることから、子沢山や子孫繁栄への願い。


田作りは意外と簡単にできるんですよ。
ではつくり方を説明します。

田作りのつくり方

材料(4~5人分)

  • ごまめ(いわしの幼魚) 50g

調味料

  • 酒 大さじ1杯
  • みりん 大さじ1杯
  • 砂糖 大さじ2杯
  • 醤油大さじ1と1/2杯

つくり方

  1. フライパンにごまめを入れて弱火で炒ります。ごまめがポキンと折れるくらいまで炒めたら、火からおろします。
  2. 別のフライパンに【調味料】を入れて煮詰めます。
  3. とろみがつき、しっかり絡んだら粗熱を取って完成です。

お好みで白ごまを絡めると風味が付き美味しくなりますよ。



おわりに
田作りを使う理由には多くの願いが込められています。まさにおせち料理にふさわしい一品ですね。 原料は小さめのイワシですが栄養素が凄くて、たんぱく質、カリウム、カルシウム、鉄、ビタミンB12が豊富に含まれています。お子様のおやつとしても美味しくいただけるので作ってみてください。ちなみに、おやつ用の田作りには、ナッツ類を入れると美味しいですよ。 これで「おせち料理と田作りの関係」の話は終わりになります。
ご覧いただき、ありがとうございましたm(__)m